roombaの日記

読書・非線形科学・プログラミング・アート・etc...

アート

国旗には何色がよく使われているのか? - Pythonで色相の頻度分布を調べてみる

概要 Wikipediaを見ると206カ国の国旗が掲載されていますが、国旗にはどのような色が使われる傾向にあるのでしょうか。 ぱっと見では原色系の派手な色が多いような…? 国旗の一覧 - Wikipedia実際はどうなのか、画像処理によって調べてみました。 具体的には…

名曲の楽譜データをMusicXML形式で入手し、プログラムで可視化する方法

はじめに 様々な曲の楽譜をデータとして扱えたら楽しそうだと思いませんか? かといって手動で入力するのも大変です。どこかでダウンロードできると嬉しい…調べてみたところ、クラシック音楽の楽譜データの多くがCC Zeroライセンスで公開されていることが分…

ヒマワリと黄金比の関係をインタラクティブなアニメーションにする【Javascript】【Canvas】

はじめに 先日、『数学で生命の謎を解く』という本を読みました。この本の第4章「花の中にみつかるフィボナッチ」には、植物の葉・ヒマワリの種子・パイナップルの模様がフィボナッチ数列*1と深く関わっていることが説明されています。「花の中のフィボナッ…

某エンブレムをフラクタル化して無限にズームし、面積も求める

はじめに 東京オリンピックのエンブレムについて一悶着あったようですね。詳しいことは知りませんが、エンブレムの面積を計算している方がいて人生楽しそうだなと感じました。【数学】東京オリンピックエンブレムの面積を求めるtogetter.comこの姿勢を見習い…

印象派の水面が「見える」ようになった話

水辺の魅力 幼い時から水辺が好きでした。ゲームをするよりも川で魚をとる方が楽しかったし、車窓から川や池が見えたら話も聞かずに水草が生えているか確認するといった具合に。水辺・水面というものには、なにか人を惹きつける魅力があるようです。同じく水…

現代美術館の展示を数学的に解説【ガブリエル・オロスコ展】

はじめに (この記事は、現代アートの幾何学的な作品を理系的な目線から分析してみようと試みたものです。)この前の週末に、東京都現代美術館で開催中の「ガブリエル・オロスコ展-内なる複数のサイクル」に行ってきました。 ガブリエル・オロスコ展ー内な…

テオ・ヤンセン機構の計算【詳細版】

はじめに 前回の記事ではテオ・ヤンセン機構のアニメーションを行いました。その際のリンク機構の詳細な動きに関する説明は省略していたのですが、思いのほかブックマークが沢山ついたのでここで説明してみます。テオ・ヤンセン機構をHTML5 Canvasでアニメー…

テオ・ヤンセン機構をHTML5 Canvasでアニメーションに

はじめに オランダのアーティストであるTheo Jansen(テオ・ヤンセン)氏は、風力によって歩行する巨大な脚「ストランドビースト」をつくったことで有名です。「ストランドビースト」には特殊なリンク機構(Jansen's Linkage)が用いられており、これによって風…

座標軸に基づく芸術の分類と、音楽的・絵画的文章の話

はじめに 先日の記事は「音楽とは時間軸上のぽんぽこであり、…」などという妄言から始めました。「ぽんぽこ」はその場で心に浮かんできただけですが、ぽんぽこであろうとなかろうと、音楽が時間軸上の芸術であることは確かだと思います。1つの絵画は3秒でも…

HTML5 Canvasで動くジェネラティブ・アートをブログに貼る

「ジェネラティブ・アート」 最近『ジェネラティブ・アート』という本を買いました。ジェネラティブ・アート(Generative Art)とは、通常のアート作品のように人間が描いたりつくったりするのではなく、何らかのアルゴリズムやランダム性を利用して生成的につ…